柚葉通言

考えにくいことを考えるブログ

売文の話

新しい方のブログに書くのがスジというものだろうが、より読まれる方に書くべき話題なのでこちらに書く。吉田柚葉は九月の第八回文学フリマ大阪(2020/9/6) | 文学フリマに参加します。

赤鉛筆同盟2019 文芸文学 赤鉛筆同盟|小説作成者ユニットのお二方と妻との四人で出店する。妻は別に何も書かないので、店番をしてもらうつもりである。 

で、出店作品であるが、

まず『かくおとこ』。書けない男が書こうともがく小説です。

次に『乳液ガール』。高校生の恋愛ものです。恋愛の合間に悪の秘密組織と戦います。

伊藤なむあひ『天国崩壊』を読み解かない

 

天国崩壊 (隙間社電書)

天国崩壊 (隙間社電書)

 

 

んだけど忘れたので、今日は伊藤なむあひさんの『天国崩壊』を読み解かないことにする。

まずは短歌というモチーフに着目する。これは、

五七五七七

の三十一文字である。この「短歌」という形式が、つまり、「世界」であり、「天国」の隠喩となっている(作中では、『東京死体ランド』と『おりーりー鳥』が字余りの「短歌」であることが言及されている。とすれば、三部作最後の作品である本作も当然「短歌」だろう)。

で、次に『天国崩壊』のテクスト中にあるこんな設定に着目する。

てことはいま地上には二十人くらい天使がいるってこと? 

「天国」から何人の天使が落ちれば二十が残るか。これは簡単な引き算である。

31-20=11

次に、「世界」と「天国」の創造者の名前に着目する。そう、「伊藤なむあひ」だ。

いとうなむあひ

1・10・7・6・0・1

1107601

この文字列の中から始めの「1」を二つ「落とす」。

すると、7と6と1が残る。

「7」と言えば七つの大罪。作中で言えば、「天使の生態に関する七つの報告」である。

で、「6」と言えば、先ず以て神が天地を創造した期間。で、何より「完全数」である。

そして「1」。1は……、すべての始まりであり、「在る」ということの拠り所である。作中ラスト、その「いち」すらを踏み越え、テクストが至った「新しい国」とは、いったい、何なのだろうか。