柚葉通言

考えにくいことを考えるブログ

こ数日、文芸評論じみたものがつづいた。しかしそれは、このブログの本来の目的ではない。げんに『柚葉通言』第1巻のカテゴリー欄には「ユーモア」のところに丸がつけられている。そのカテゴリーの範囲を俺の無精の筆を以てうっかりつきやぶったとすれば、本業の意識がアソビの方に介入してきたと云うことになる。語を下せばすなわち違う。しかし、俗に云う「公私混合」と云う言葉をここに当て嵌められたとしても、俺の方には否定する材料がない。まァ、そんなところでしよう、とニヤニヤするだけである。

しかるに、最近はどうも働きすぎた。ために、家人にもたくさん気を使わせた。もとより俺の頭は単純な作りをしている筈なのだが、思考の方が外界からの侵食を受け……、すなわち生活のすさびをあおって、「シンケイシツ」の病に侵されたふぜいである。よって、家人と俺の狭い家は、一箇の混沌と化した。だからと言って、なに、ここは牢獄ではない。見張りが目を見張らしていると云う愉快なこともない。部屋の鍵を解いて、ドアを外へと開け放てば、ただちに俺も旅人諸君の仲間入りだね。明日から俺はこの身ひとつで、目の前に滑り込んできた電車に飛び乗るつもりだよ。

……と云うことで、この続きがどうなったかは、明日以降の大旅行記に期待してくれたまえ。ただし、スマホの電源は切っているかもしれないから、書くことがない、大いなる空白をみなさんの楽しい思い出で埋めて、勝手に納得して頂くことになるやもしれんので、そのときはそのとき……、だが俺もサービス精神は旺盛な方だから「楽しい/楽しくない」くらいは書くつもりでいるよ。